昨夜突然『○年前の物語』というものを思いついてしまったのでシリーズ化してみようと思い立ったウォーターです。(長
数年前の各キャラの物語ってものなんですけどね。それにたどり着くまでに、しばらくメガが犠牲になってました。 メガ「てめぇ…!!」
やろうと思ったまでの過程は、 泣くメガってどんなだろう ⇒ でも今はなかなさそうだしなぁ ⇒ 数年前くらいなら泣くかな… ⇒ どうせなら他のキャラの話も… ⇒ よしやろう。 と言う感じです(ぇぇぇ
メガ「いやそもそも何故俺が…!!」
普段強気な子の表情を崩したいってのもありますけど…まぁ思い付きですね。
メガ「コイツの頭おかしいんじゃねぇの」
クレイ「元々おかしいけどね。あ、でも今回のには賛成したいかも」 メガ「お前までなんてことを…」
ギルガ「私も出るらしいぞ。本編にはまだ出てないのにな」
零琶「…んで、何年前?俺もそんな出来事しらねーんだけど」
メガ「そりゃ人前で泣き顔さらすのはプライドがゆるさねぇし…(そもそも恥ずかしいしな…一回だけだとしても…人に言えるようなことじゃねぇ…)」
そんなメガの3年前のちょっとした出来事をご覧ください。前半後半で分かれてます。後半+星乱月さんへのコメント返しが続きからです。
それではどうぞー。 メガ「えぇぇぇストップストップ!!やめr (強制終了)

「……っく…ぅ…」
声を漏らさないようにしながら、ただ静かに少年――…いや、少女が1人泣いていた。
年は、10歳ぐらいだろう。その年の女の子には似合わない少し低めの声と、男のような容姿。誰もが男だと間違えてしまいそうであった。
…まぁそれは置いといて。何故か少女は泣いていた。戦場のような場所で。
―――少女の名は、櫻井 添絽。3年後…『疾風』と呼ばれ恐れられる者となる少女は武器を手に、物陰に隠れ、座り込んでいた。
これは、櫻井添絽の3年前の物語である。
3年前の物語 ~添絽編~
数分前、そこは人…といっても、一般人でも軍人でもない人たちが争いあっていた。
その人たちは皆、“魔霊者”と呼ばれる者たちだった。
櫻井添絽も、その1人。彼女は今はまだ戦闘経験も少なかったのだが、幼いながらもかなりの戦闘力を持っていた。
(…今日も、生き残れたんだな…)
戦い、敵を倒し―…そこに残るのはいつも傷だらけの者たちばかり。得られる物といったら…
(得られる物っつったら、こんな石ころと戦闘経験ばっかり…)
くだらない、と思っていた。わざわざ争って、こんな魔誓石なんて石を手に入れるなんて。
…別に、争いで人を傷つけるだけならば躊躇いもしなかったのだ。(流石に初めて戦闘を行ったときは躊躇ったが…)
そう…人を、傷つける“だけ”ならば。
彼女は今日…わざとではないにしても…
人を、殺してしまった。
いつも戦うときは、刃を使わずみねうちで戦っていたのだが…
今日は間違って、刃の方を使ってしまったのだ。
(…間違いで済まされる問題じゃない。でも…)
――まさかこんなに辛いとは。
その辛さと責任の重さから、添絽は泣いていた。誰かに気付かれないように。
…もう、皆撤収した。始末隊も、共に戦った者たちはいなかった。
なので、隠れる必要もないのだが…警戒心が人一倍強かったため、隠れていたのだ。
「…… っ!!」
気配。
誰かが、こちらに近付いてくる。
敵なのだろうか、それともまだ帰っていなかった味方なのだろうか。
どちらにしても――
(こんな無様な姿、さらしてたまるか…!)
すぐに、涙を拭う。泣いてたなんて人に知られたら、この年でもプライドが許さない。
――しかし…自分の気配は消していたはずなのに…
(何故バレた…?)
と、そう思ったとき…相手が姿を現した。
「…ん?メガ?」
「…ぇ、」
…霧雲 駆。味方、だった。
一気に緊張感が解ける。年齢的にも、魔霊者としても先輩である人物だった。
年齢的に…といっても3年はやく生まれてきたというだけ。先輩といっても、いろいろと世話を焼いてくれる兄貴みたいな感じの人だった。
(…ま、ホントの兄貴は1歳違うだけで、兄貴らしいことしてくれた覚えないんだけど…)
「どーした、こんなとこで。あっ…腹痛いのか?何か悪いものでも拾って食ったんだろ。ホームレスじゃあるまいし」
「拾い食いするほどバカじゃないしホームレスでもないですから。そもそもホームレスに失礼でしょそれ。何ですその『ホームレス=拾い食い』みたいな思考」
「え?じゃぁー…落し物?」
さっきから、見当違いのことばかり。まぁその方が添絽としても助かるのだが…
「…ちょっと、休んでただけです」
「あぁ、疲れちゃったか。まだ10歳だしな。…にしても、メガ」
「?」
「お前…今日なんかあったのか?」
…正直言って図星だった。が、表情には出さない。
「…なんでですか?」
「だって…なんか今日ツッコミにキレがない」
(…えぇぇー…)
そんな理由からかよ、と心の中でツっこむ。
(本当にこの人は天然ボケだな…別にどうでもいいけど…)
「いつもならさ、こう…10歳とは思えないようなズバァッって感じのツッコミがくるのにさ。まぁ何故そんなに何回もツっこまれるのかは分からないけど」
アンタが天然ボケだからだろうが。自覚を持て。とまたもやツっこむ。
はっきり言って、あまり喋りたくはなかった。身体的にも精神的もダルい。こんなボケとツッコミの連鎖を続けたくはなかった。芸人じゃあるまいし。
「……明日からツッコミもがんばりまーす…んじゃ」
「あ、ちょっと待て」
まだなにかあるのだろうか。面倒くさそうな表情で振り向く。
「お前、ついさっきまで泣いてたろう?」
「…!」
さすがに、冷静ではいられなかった。
いくらカマをかけただけだとしても、動揺は隠せない。
本当に、泣いてたのだから。
「な…泣いてなんかないですよ」
「嘘つくな。涙の跡はただ拭っても完全には消せないんだぞ」
「………」
隠し切れない、な…。
本当にこの人は…天然ボケのくせにこういうとこだけ鋭いんだ…
…面倒くさい人だな。そのままスルーしてくれた方がよかったのに。
「メガは泣かない強い子だとばかりおもってたんだが…やっぱ泣くことぐらいあるんだなぁ。おじさんビックリ」
「アンタ何歳だよ…」
「13歳。あ、じゃあおじさんじゃないや。この年はお兄さんだ」
…本気でそんなこといってるのかが分からない。読心術を(覚えたばかりといっても)使える添絽でも感情が読めなかった。
(そういえば、この人が泣いてるとか怒ってるとことか、全然見たことないな)
いつも笑顔と無表情、どちらかの表情だけしか見たことがなかった。
「……何があった?なんか悲しいことでもあったのか?」
(後半へ続く)
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